岐阜支店岐阜営業所 保安課 技師補
私は中学でやっていたバレーボールを続けたいと思い、強豪校だった地元の工業高校へ進学。電気科を選んだのは、専門知識を身につけていろいろな資格を取れば社会へ出ても役立つと思ったからです。
就職の際は、漠然と電気関係の企業に就職したいと思っていました。しかし、具体的に検討してみると電気分野の仕事はたくさんあって迷いましたね。そんなときに、担任の先生から中部電気保安協会を勧められました。調べてみると、電気の知識や技術でお客さまの電気設備などの安全・安心を守るという仕事に興味を持ちました。そして、仕事内容の説明を受けたときに職場内やお客さま対応にコミュニケーション能力が大切だという話があり、バレーボールで培ったチームワークも生かせると思い入会を決めました。また、年間休日が充実しているほか福利厚生などもしっかりしているので、働きやすい環境だと思いました。
入会後は、研修で社会人としての心構えや電気保安業務の基礎を学ぶとともに、第三種電気主任技術者の資格取得のための勉強もスタート。私は在学中に第二種電気工事士を取得していましたが、電気保安業務でお客さまを担当するためには、第三種電気主任技術者の資格が必須となります。資格取得には4つの科目に合格する必要がありますが、入会1年目のチャレンジでは全滅。あきらめずに継続して勉強に努め2年目に2科目、3年目に2科目合格し要件を満たすことができました。
ただし、試験に合格してもまだ必要な実務経験の期間が足りてないので、現在は技師補としてチームで行う年次点検で先輩の指導のもとで点検や検査をしたり、月次点検に行く先輩と同行しながら、将来、自分がお客さまを担当するときのために、お客さまとの対応の仕方やスムーズな点検業務の組み立て方などを学んでいます。
この仕事のやりがいは、私たちの年次点検・月次点検を通じてさまざまな業種・業態のお客さまの電気インフラを支えていることです。また、通常の点検以外に、お客さまから電気の異常、設備機器の不具合などの申し出があると現場に出向くこともあります。電気の原因を追究してトラブルを解消でき、お客さまから感謝の声をいただくととてもうれしいですね。保安業務を通じてお客さまを笑顔にできるので、とてもやりがいがあります。
まもなく実務経験の期間を満たして自分でお客さまを持つ保安担当者になるので、今後も業務に必要な知識や技術をレベルアップしていきたいですね。同時に、入会4年目となり後輩も増えてきたことから、自分が今まで先輩に教えてもらってきたように後輩をサポートできる存在になりたいと思っています。