名古屋支店名古屋南営業所 保安課 技師補
高校の電気科で学んでいたので、日頃から電気が原因の火災や事故などのニュースを見聞きすると気になっていました。そんなこともあり、就職の際に中部電気保安協会の存在を知ったときは、日々の暮らしや産業に欠かせない「電気の安全・安心」を、専門知識や技術で守る仕事にやりがいを感じました。
入会後の4か月ほどは、実務とともに電気保安業務に必須の第三種電気主任技術者試験に向けた勉強に取り組みました。しかし、最初の試験では1科目も合格できず、その後もチャレンジを繰り返し3年目に全科目合格。比較的スムーズに全科目合格できたのは、試験対策の講習なども充実しており試験日が近くなると勉強時間を確保するために「現場に出なくていい」と配慮してもらうなど、周囲の手厚いサポートがあったからだと思います。
今後、必要な実務経験の期間を満たせば保安担当者としてお客さまを担当するようになりますが、現在は技師補として各種点検業務を行っています。私の営業所の担当エリアは名古屋市南部の都市部ですが、お客さまはビルやマンション、店舗、工場、公共施設と多岐にわたります。今はいろいろなお客さまの現場を経験し、自分の知識やスキルを高めるよう努力しています。また、年次点検は複数名で行うため、チームワークが大切です。最初は指示をもらってからしか動けませんでしたが、慣れてくると次第に先が読めるようになり、先輩たちに必要なサポートや自分のやるべきことを予測できるようになってきました。私は高校時代にサッカーをしていて、試合や練習で仲間の動きや状況に合わせて動くという姿勢が自然に身についていたことも役立っているのかなと思います。
新人のころは、試験の勉強だけでなく業務に必要な知識や技術など覚えることが多くて大変でしたね。私は一度教えてもらったことを忘れないようにオリジナルのノートを作成し、重要なことやミスにつながりやすいことを書き込んで繰り返して目を通すようにしていました。そうしていくうちに、以前は一人でできなかったことができるようになり、点検内容もより深く理解できるようになるなど自分自身の成長を実感できましたね。
しかし、まだまだ学ぶことはたくさんあります。先輩の点検に同行させてもらった際、その先輩がお客さまから信頼されている姿を見ると、自分がお客さまを担当するようになったときには電気の専門家として安心を提供できる技術者になりたいと思います。