静岡支店藤枝営業所 保安課 技師補
私は大学で強電・高圧分野を専門に学び、自然と電気保安の仕事に興味を持つようになりました。就職活動では電気関連の民間企業も検討しましたが、暮らしや産業に欠かせない電気インフラを担う当協会の業務に大きなやりがいを感じ、入会を決意しました。
保安担当者には専門資格が必須ですが、私の大学は第三種電気主任技術者の認定校であったため、入会から半年ほどで資格を取得しました。必要な実務経験を積めば保安担当者になれるため、現在は複数のメンバーで行う年次点検などに参加し、現場での経験を積んでいます。また、お客さまの異常を遠隔監視する専用装置のチーム担当として、機器の数量確認やメンテナンスなどの日常的な管理にも従事しています。
普段の業務では、年次点検や竣工検査に際して必要な書類や図面、機材を準備し、現場へ出発します。現場では、停電のための開閉器操作、アースフックの設置作業、各部の測定や試験などを行います。高圧キュービクル内での作業も含まれるため、安全第一で手順に従って作業を進めます。営業所に戻ってからは、報告書の作成を行い、業務の一連の流れを完了させます。
点検・検査先のお客さまは多岐に渡りますが、特に静岡県の地場産業である漁業や製茶関連の顧客を訪れることが多く、当協会の電気保安業務が地域産業に貢献していることを実感しています。また、突発的なトラブルに対応し、その原因を究明して解決した際には、お客さまから感謝の言葉をいただくことがあり、この仕事のやりがいを感じます。
電気保安業務は、電気という社会インフラがあたりまえに、安全に使用できるよう支えることが使命です。今後、保安担当者としてお客さまに接するときは、どのような問い合わせにも迅速かつ的確に対応できるよう、知識の向上に努めています。
また最近は、コミュニケーションスキルの向上を目指し、関連のビジネス書を読むなど自己啓発にも力を入れています。
先輩の仕事ぶりを見ていると、顧客対応が非常にスムーズで自然に安心と満足を提供していることから、私もその姿勢を見習い、さらなる成長を目指しています。