
入会の動機
電気の安全を守ることにやりがいを感じて入会
私は高校の部活で電気研究会に所属しており、さまざまな課題にチャレンジする活動をしていました。その中で、雷による電気障害を調べたことが当協会のことを知るきっかけになりました。当協会の業務内容を知って、日常の生活に不可欠な電気を安全に使用できるよう点検する仕事はやりがいがあると思い入会を決めました。
入会後の1〜2か月は研修期間で、電気保安業務の基礎だけでなく第三種電気主任技術者の資格取得のためのカリキュラムも充実していました。
その後も定期的な試験のための講習や勉強会があり、私は入会1年目で必要な科目に合格することができました。
現在は、先輩の点検に同行して点検方法やお客さま対応を学んでいます。また電気を止めて実施する年次点検では、作業責任者の指示に従って電柱の上にある高圧開閉器の操作や電気設備の保護機器の正常な動作を確認する試験などを行っています。

仕事のやりがい
自分でできる作業が増えていくことで成長を実感
最初は覚えることが多く、作業に手間取るなど苦労しました。先輩のようにテキパキと作業できないことに苛立ちさえ覚えました。しかし、先輩の補助をしながら機器の操作や工具の使い方を覚え、少しずつできることが増えてくると仕事が楽しくなってきました。特定の作業を任されて、先輩から「ちゃんとできている」と評価してもらえたときには成長の手応えを感じます。また点検を終えてお客さまから感謝や労いの言葉をいただくと、とてもうれしいですね。社会の役に立つ仕事に携わっていることにやりがいを感じます。
しかし、点検業務では予想外のトラブルが起こることもあります。あるとき、試験機のデータが異常だったため原因を探っていったら、試験機自体が不良だということがありました。点検は現場で手順通りに進めればいいというものではなく、事前の準備の大切さや周囲を見渡す広い視野の必要性を学びました。

今後の目標
お客さまを担当する技師として活躍することが目標
1年目で第三種電気主任技術者の資格を取得したとはいえ、お客さまを担当する技師になるためには一定期間の経験を積まなければいけません。先輩たちの仕事ぶりを見ていると知識や作業スキル、さらにはお客さまとのコミュニケーションの取り方など学ぶことはまだまだたくさんあります。技師を担当するということは、自分で物事を判断して行動することが求められるので、ある意味で電気技術者として独り立ちすることです。今のうちにできるだけ多くのことを吸収して、お客さまに信頼される存在を目指したいですね。
また、入社2年目となり後輩ができたことも自らを奮い立たせる原動力になっています。自分が新人のころに感じた不安やとまどいなどを思い返し、これまでの頼る立場から頼られる先輩になりたいと思っています。


プライベートはどちらかといえばインドア派で、休日は小説を読んだり友人とボードゲームを楽しんでリフレッシュしています。自分もそうでしたが、当協会の仕事は資格がないとできないのではと考える人も多いと思いますが、入会後は周囲の先輩の指導はもちろん研修も充実、さらに試験のための勉強時間も設けてもらえるので、資格を取って電気の専門職として活躍したいという人にはおすすめです。